浸出液が止まらない口唇炎に対する外治
以前、このコラムで浸出液が止まらない口唇炎に対する漢方療法の概要について記載していたが、今回は外治、つまり外用の使用について。 昨今では、ケガをした場合、細菌感染の恐れがない場合には「湿潤療法」にて治療していくことが推奨 …
以前、このコラムで浸出液が止まらない口唇炎に対する漢方療法の概要について記載していたが、今回は外治、つまり外用の使用について。 昨今では、ケガをした場合、細菌感染の恐れがない場合には「湿潤療法」にて治療していくことが推奨 …
剥脱性口唇炎の実熱型の炎症では、赤み・痛み(痒み)・腫れ・熱感の4点セットが揃うことが多い。 そしてその炎症の出方のタイプとしては・・・ ① 充血性紅斑、熱感 通常はステロイドなど西洋医学的な処置で治す。もし漢方で処置す …
剥脱性口唇炎では、患部が「口唇」ということから脾胃に関連する病として、それらの臓腑失調を調える漢方薬が多用されている様に思うが、実際、そのほとんどが人為的な行為(繰り返し剥がす、ステロイドを安易に塗布し続けるなど)によっ …
これまでたくさんの剥脱性口唇炎を経験してきた中で、特に厄介なのが浸出液が浸潤し、黄色く分厚いカサブタ状になった口唇炎。 西洋医学的には、このような浸出液が出た場合、皮膚ならば亜鉛化軟膏などを使って傷口を収斂させ、浸出液が …
前回のコラムでは、剥脱性口唇炎になった状態の皮を剥がすべきか否かについて書いたが、もう少しわかりやすく、剥がすべき状態とそうでない状態を記載しておく。 剥脱性口唇炎の皮を剥がすべき状態 1.化膿しており、黄緑色の肌汁が分 …
剥脱性口唇炎の場合、「見た目があまりにも気になるので、皮を剥がしてもよいか?」という質問をよく受ける。 特に進学や就職活動、実習活動で普段は接しない人たちと会ったりする際には、いつも以上に自分の唇に意識が行き、気になって …
剥脱性口唇炎の場合、活血を主体に時間をかけて口唇の毛細血管循環を改善していくことで皮がおのずと薄くなっていく傾向があることは以前にもお伝えした通り。 ただしそれはあくまでも血脈を中心とした問題を解決したに過ぎず、長年の口 …
剥脱性口唇炎の相談を受けていると、必ずと言っていいほど「どれくらいで治るでしょうか?」「いつくらいに治るでしょうか?」「どれくらいで効果が出るでしょうか?」という質問を受ける。 これは、同じ剥脱性口唇炎でも、人によって病 …
剥脱性口唇炎という疾患は、自然に起こるケースはなく、ほぼ100%人為的である。 ① 少年少女など身体が未熟なものに多い。(皮膚のバリア機能、五臓六腑の機能が弱い) ② ケガ・唇の皮を剥がすなど物理的刺激により粘膜構造が破 …
剥脱性口唇炎に悩み、相談に訪れる方の多くは、過去にステロイドを使用した経験を持っている。 口唇が荒れたり、ヒリヒリしたりしたときに皮膚科に受診すれば、外用薬としてステロイドが当たり前のように処方される。 そしてそのような …