やたらめったらステロイドなんて使うもんではない

剥脱性口唇炎に悩んでいるほとんどの人が皮膚科にてステロイドを処方された経歴を持つ。

その中でも、最初は口唇が荒れて気になったので、皮膚科に行ったらステロイドが処方され、それを使用し始めたら、皮がズルっと剥がれはじめ、治らなくなってしまったというパターンが非常に多い。

中にはステロイドによって免疫力が低下し、カビが生えたりし、厄介な状態になってしまった方もいる。

ステロイドは基本的に急性炎症を抑えるための薬であり、「単なる口唇の荒れ」なんぞに使うもんではない。

多くの場合、口唇の荒れは、口唇の毛細血管循環不良による乾燥か、胃腸機能の低下によるものであり、炎症性のものは非常に少ない。

しかも炎症が起こった場合は、必ずと言っていいほど「熱感・赤み・腫れ・痛み」の4大症状が出るので、炎症かどうかの判断は比較的容易にできる。

西洋医は安易にステロイドを処方するが、本当にそれを使っていいのかどうか、もう一度冷静に考えたほうが良いと思う。

ステロイドを使い、そこから口唇の新陳代謝のリズムがくるって剥脱性口唇炎になった場合、漢方を使ったからと言ってすぐに治せるような状態でなくなるため、安易な使用は本当に避けたほうが良いように思う。