回復力とそれに適した時期

ようやく湿度が高く、蒸し暑い季節が終わりました。

剥脱性口唇炎では、まさに今が一番治りやすい季節です。

ここから気温が下がり、冬を迎えて乾燥の時期になると、また治りが悪くなってきます。

春は紫外線が強いので、その影響のため回復が遅くなる傾向があるようです。

夏は蒸し暑く、雑菌が繁殖しやすい時期となり、やはり回復が遅くなります。

1年を通して考えると、この「秋」が一番回復しやすい時期であるということは間違いないと思います。

 

また回復ということを考えた場合、剥脱性口唇炎では、いかに元に戻ろうとする力を最大限に発揮させ、表皮構造を立て直すことができるかの1点に絞ることができます。

 

中医学の世界では弁証論治という、「その人の体質やその時々の体調などを有機的に捉えて、全体を通して局所を診る」手法が取られますが、剥脱性口唇炎においては、これらの手法はほとんど意味をなしません。

 

ひたすらに局所弁証を行い、回復を阻害している要因を徹底的に排除し、表皮構造の立て直しを行っていくことのみを考えます。

 

通常であれば、外用薬の使用等で手助けしてもらえば、あとは自力で回復していくはずなのに、様々な要因で自力回復ができない状況に陥ってしまったのが剥脱性口唇炎です。

 

ポイントは「自力で回復できなくなってしまった表皮構造の乱れ」にあるわけです。

 

その乱れは、これまでにもお伝えしたようにマスク、紫外線、生活習慣の乱れなど、1つ1つはそれほど影響があるとは思えないような要因にも敏感に反応してしまう脆弱性を持ち、さらにそれらが悪影響を及ぼして取り返しのつかないような症状にまで発展する場合もあります。

 

西洋医学では、この回復力を高めるような発想の薬剤が存在しないため、剥脱性口唇炎になった場合には、その治療が困難を極めてしまうわけです。一方、東洋医学には、回復力を高める効果のある医薬品が存在し、僕はそれを大いに活用しているわけです。

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