剥脱性口唇炎となり、難治性に陥る人の特徴。
それは圧倒的に「痩せ型」タイプである。
年齢、性別にかかわらず、とにかく痩せている人が多い。
食が細いとかそんなんではなく、BMIがとにかく低い。
つまり回復力、体力が弱いということになる。
同じ痩せ型でも、有酸素運動過多の人、筋力トレーニングをしているけれど胃腸虚弱な人もいる。
漢方を使用せず、口唇炎が治る人たちは当店のようなところには相談に来ないので、口唇炎全体の体型の傾向は不明だが、当店に相談に来られる人のほとんど全員がBMIが基準値を下回る痩せ型体質であることは間違いない。
炎症やバリア機能の低下、唾液によるかぶれ、滲出液が出る、ふやけてすぐに剥がれてしまう、肥厚して凸凹になる、黄色味などの着色が治まらないなどなど、様々なタイプの剥脱性口唇炎が存在するが、最終的にノーマルの口唇にするためには、この痩せ型体質に着目した漢方療法と栄養指導を両軸で行わないとキレイに調っていかない。
この視点に気づくのに、ものすごい時間と経験と労力と知識をかけたが、ここに気づいてからは明らかに改善するまでの期間が短縮している人も続出しているので、まずベースとしては正しいと思われる。