剥脱性口唇炎 雑感~その3~
当然、これらの方法を実践したとしても、改善できない症例もあります。どうやったって動かない場合もあります。それはやってみて初めて分かることです。
しかし一方で何年、長ければ何十年と改善しなかった剥脱性口唇炎が時間はかかるけれどゆっくりと改善し、最終的にはほとんど目立たなくなった症例が数多くあるのも事実です。
本人にとっては、本当につらく、不安もあるし、経費も一定かかるし、とんでもない状況の中、過ごしていかなければならないのは想像しただけでも辛いと思います。
自分自身もそれと同じくらい、送られてくる口唇の画像を何回もみて、過去の状況との変化があるのかないのかを見直し、何か見落としていることはないか、もっと他に良い方法があるのではないかを必死になって毎回毎回、症例ごとに考えています。
口唇表皮のオーバーターンが早く、立て直すための余裕もない中でどんどんと剥離したり肥厚したりしながら次の表皮細胞へと生まれ変わるため、体制を整えるのにどうしても時間がかかるというのがあると思われます。
いったん回復してくれば、よほどのことがない限り(間違った自己流ケアをしたりしないことが大切です。)、逆戻りすることもなく、回復の状態=表皮細胞の整列と代謝の整い方を観察しつつ、状況に応じた対処をしていけば、さらなる正常化につなげていくことできます。
逆に何をしても改善しないような場合は、本当にあらゆる手段を講じるのですが、かたくなに変化を拒み、ずっとその状態を維持し続ける印象があります。
口腔内環境を整えようが、漢方で改善を試みようが、文字通りうんともすんともいかないのです。
この場合は、正直、こちらでも「お手上げ」で、どうすることもできません。
自分の力不足ですね。。。
動いて改善していく症例と全く動かない症例の差がいったいどこにあるのか
?
これまで散々、検討してきましたが、まだ答えは見つかっていません。
そう考えると、難治性に陥ってしまった剥脱性口唇炎は本当に難しいものだと痛感します。
こういう状況に陥らないために日ごろから予防することが大切なのですが、いかんせんその状況に陥るまで、「まさかこんなことになるとは・・・」とも思わないのがヒトです。
なってしまった後、どうするのが正解なのかを考え続ける。
これが僕の人生で与えられた大きなテーマの1つなのかもしれませんね。

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